点線日記

猫グッズなどについて書いています。

「豊かな大阪をつくる」のシンポジウムに行ってきた

大阪市政のことなど調べていると、藤井聡という人がいろいろ書いていて、シンポジウムもやっているというので行ってきました。

 

シンポジウムは大阪市立大学でありました。

シンポジウム3|藤井 聡

 

 

藤井聡氏は京大工学研究科の教授です。大阪で有名な人のようで、私はあまりテレビをまんべんなく見ないので、そういえば橋下徹と論争(というかケンカ)になってる人いたなあとおぼろげに知ってた気もするぐらいの感じです。

維新自体とケンカになっていて、今回のトークの中では藤井氏を黙らせようとする維新の党による各種の弾圧声明も紹介されました。橋下徹ツイッター内での藤井氏についての悪口の数々、維新が放送局に当てた藤井氏の番組出演を批判する声明。さらに京都大学総長に当てた、国税を使って運営する京大に、橋下を批判する藤井氏を置いておくことをどう考えているのかと回答を求める声明(さらにこの件で国会でも質問)、など。

権力者を批判する者を弾圧しようとするなんてまさに独裁政治ですよね。

 

多数決というのは本来議論が行き詰まった時に取るもので、民主主義の基本としては話し合いによるものが原則です。

橋下氏は(今の自民党と同じですが)多数決が大好き。多数決で選ばれたから自分は権力を行使していい、自分のやることは多数決で選んだ市民が認めたものです、というような発言を何度もしている。都構想の多数決で負けたときには、自分が間違っていましたなどと述べる。

こういった姿勢を藤井氏はブラックデモクラシーと呼んでいて、さらにブラックデモクラシーについての本も、学者4人ぐらいで11月に出版されるようです。

 

藤井氏は大変人気者のようで、ネット上のニュース記事など見ていると自民党が市長に擁立しようとする動きが何度もあったようですが、頑なに拒んでいるようです。タレント性があるだけで政界入りさせるなんて橋下氏と同じ轍ですよね。

 

この辺まとめているだけでけっこうな文字数になったので、他3名の学者の話についてはまたいつかできたらにします。。

特に印象に残ったのは、関西学院大学法学部教授・冨田宏治さんは丸い穏やかそうな語り口の方ですが、講演残り時間が差し迫っていることについて「フィリバスターは許されないですからね」などと言ったのが面白かった。

最後に挨拶だけ、立命館大学森裕之さんが話しました。

 

なんと、動画もあります。

Ustream.tv: ユーザー IWJ_OSAKA: 2015年9月23日豊かな大阪をつくる~「大阪市存続」の住民決断を踏まえて~(1/2), IWJ_OSAKA1. 市民ジャーナリズム...

 

感想

藤井氏の話について、私としてはちょっと、大学でのシンポジウムだと思って行ってるのに橋下さんとこんなケンカをしたと長々と(50分程度ですが)しゃべられて、ちょっとうるせえなという感じですが(しかも何度か声を荒げていたし)。しかし橋下氏の政策効果についての批判も適切ですし、間違ったことを言っているわけでもなく、維新がやったことを正式に批判しているだけなので、まっとうな落選運動かなと思いました。

藤井氏の写真を見るといかにも怖そうで、頭のなかで反社会的なイメージが着いてしまいそうになるのですが、普通の時の話し方を聞くと、ああ冷静な人じゃんという印象に戻ります。

あとこのイベントの中で、市長選ではこの候補に入れようという話は(当然ですが)なかった。ツイッターによると平松元市長(府知事出馬表明)も来ていたようです。

しかし関西の学者がこんなに連帯しているとは知らなかった。

あと京大は激しい。

 

大阪市政について余談

橋下政治・維新政治が大阪市大阪府にどのようにダメージを与えたのか、実際のところ私はそれほど実感がありません。オーケストラの廃止、文楽の廃止、教育界への圧力、公務員労組への圧力、バスの廃止、老人パスの廃止など、そういえばぱっと思い出すだけでけっこうありましたが(それぞれ廃止で言葉の使い方が正しいのかわかりませんけど)。

そういえばバスの廃止はありましたね。私は1回ぐらいしか乗ったことがなかった。100円バスというのが市内を走っていて、しかも網を張り巡らすようなコアな路線を走っていて、乗客があまりいなくて老人専用のような雰囲気で、小さいバスで何か空気がもわっとしてるような感じでしたが、なくなって困った老人はたくさんいると思われます。改善したいなら廃止するのではなく、需要を調査して路線や時間を変更したらいいんですよね。

橋下政治というのはこのような、労組とか教育機関とか表舞台からよくわからないような部分的なところに打撃を与えるのです。その被害者と無関係の人には何が起こったか全くわからないような攻撃が多いんですよね。

だから、会社にこもりきりで世間を知らない30代男性からの人気が下がらない。

 

私は教育界への関係が直接にはないのですが、大阪市内に住んでいる知人とかちょっとしゃべった人で子供を私学に入れる、中学受験させるなどという人がとても多い。ストレートに公立学校進学というのが非常に避けたいもののようです。都会だから意識が高いのかななどと捉えていましたけど、新任の先生も大阪府内への就職を避けているというデータが出ているようです。

 

 

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