点線日記

猫グッズなどについて書いています。

去年見たひどい光景

去年の9月頃、今までで一番仕事が忙しかったんだが、その最最最盛期に人間はここまでゴミみたいになるものかというひどい光景を見た。

終電ぎりぎりまでの残業や休日出勤の繰り返しで、人間らしさを失ったただ移動するだけの毎日の中、会社の最寄り駅のホームで電車を待っていた。
いつも混んでいる駅だが開いているベンチがあったので座った。反対側の端に、30代前半と思われる男性が座っていた。
男性はうつらうつら船漕ぎしながら眠っているようだったが、私は特に気にしなかった。はー座れたと思い私は疲れでぐったりしていると、何か視界がおかしい。
横を見ると男性は船漕ぎしながら嘔吐していた。自分の鞄の上に。
身なりも顔も体型もまともなようだが、夜10時にもなっていない早い時間に、自分の鞄に向かって寝ながら嘔吐しているのであった。見たところ意識もないようだった。私はすぐに立ち上がってそこを離れた。最初気づかなかった自分にもびっくりした。
またJRの屋外のホームみたいなところではなく、大阪の地下鉄の、天井に模擬シャンデリアがあるような華やかな駅である。
終電間際であれば意識不明の間に駅員に起こされたりするだろうが、まだ早い時間なので自分で目が覚めて気がついて、後片付けをしなければならないかもしれない。
駅員もそんな人の世話はうんざりするであろう。

私は仕事が忙しくて、上にも書いたように感情を無にしてただ自分を移動させているだけのような毎日だったので、人間は状況が悪くなれば惨めで救いが無い地獄のような状態になってしまうのだと目を覚まされた気分であった。

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